レクチャー #1「声をあげる―障壁と可能性」

インターネットが生活に深く浸透した現在とは、誰もが自分のメディアを持ち、情報の発信者となる機会を持つようになった時代でもある。しかし、簡単に「声をあげる」ことができるツールを手に入れものの、実際のところ、そこにはさまざまな壁が立ちはだかっている。近年のネットと社会運動の事例をジェンダーとセクシュアリティの視点から見つめ、「声をあげる」ことの困難と可能性について考える。

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レクチャー #1「声をあげる―障壁と可能性」
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日時:2019年8月23日(金)19:00~21:00
場所:東京大学本郷キャンパス工学部二号館9階93B教室
講師:堀あきこ(ジェンダー、セクシュアリティ、視覚文化/関西大学人権問題研究室)
定員:40人(先着順)

<参加申込>
https://forms.gle/7ra7xhTcN7MNpwKB8

堀あきこ|Akiko Hori
ジェンダー、セクシュアリティ、視覚文化/関西大学人権問題研究室。大阪大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了(人間科学)。著書に『欲望のコード――マンガにみるセクシュアリティの男女差』(2009, 臨川書店)、「分断された性差別―『フェミニスト』によるトランス排除」(2019『女たちの21世紀』98号, アジア女性資料センター)、「誰をいかなる理由で排除しようとしているのか?――SNSにおけるトランス女性差別現象から」(2019『福音と世界』6月号, 新教出版社)、「『彼らが本気で編むときは、』におけるトランス女性の身体表象と〈母性〉」(2019大阪市立大学人権問題研究センター『人権問題研究』(16))、「メディアの女性表現とネット炎上――討論の場としてのSNSに着目して」(2019ジェンダー法学会『ジェンダーと法』(16)予定)。関西大学、甲南女子大学ほか非常勤講師。