東京大学では、2017年2月19日に東大角川寄付講座+国際日本文化研究センター「メディア文化を教えること・学ぶこと・書くこと・見ること」と題したシンポジウムを開催いたします。
マンガ等のコンテンツメディアはたんに安易に「読み/消費される」ものではなく、現在の世界的な展開を見てもわかるように、それは「描く」ことを通して、消費と生産が密接に結びつき、多様なメディア形態に対応してつねに再編成され続けています。その世界的変化のなかで、まんがを「描くこと」を「教える」という実践を通して、「まんが」をまんがたらしめている文法の摘出と、その発展可能性を追究している大塚英志先生を中心としたプロジェクトを議論の焦点に置き、「描くことを教える」ことをめぐる様々な研究可能性、その展開の先にある新しい「観かた」の諸方法を考察していきます。
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東京大学大学院情報学環角川文化振興財団寄付講座+国際日本文化研究センター
共催シンポジウム
「まんが・アニメを教えること・学ぶこと・書くこと・見ること」の方法学(メソドロジー)
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日時:2017年2月19日(日)14:00〜18:00
会場:東京大学 本郷キャンパス ダイワユビキタス学術研究館 ダイワハウス石橋信夫記念ホール(アクセス)
定員: 120人(無料・先着順・事前予約制)
<参加申込>
https://goo.gl/forms/sa9v3s7m4a3HIFZa2
※参加申込は前日までにお願いします
【 登壇者 】
大塚英志(国際日本文化研究センター)
浅野龍哉(北京外国語大学)
山本忠宏(神戸芸術工科大学)
團康晃(東京大学)
鈴木麻記(東京大学)
【 司会・進行 】
北田暁大(東京大学)
【 プログラム 】
■ 第Ⅰ部「描く方法を教える方法」をめぐって
1|14:00~14:50|基調講演|大塚英志「描くことを教えること その可能性と射程」
2|14:50~15:20|浅野龍哉「描くことを教える/学ぶ 北京から/で考える」
3|15:20~15:50|山本忠宏「日本で描くことを教える/学ぶことの現在」
■ 第Ⅱ部「教え/学ぶ方法を社会学する」
4|16:00~16:40|團康晃・鈴木麻記「「マンガを描くことを教える/学ぶこと」のエスノメソドロジ ― フランスでの中島千晴の実践の方法論」
5|16:40~17:10|鈴木麻記「「マンガのかき方」本の起源と現在」
6|17:10~17:50|ラウンドテーブル「実践的なコンテンツ教育の方法論と課題」
7|17:50~18:00|おわりの挨拶|北田暁大「ひとびとの方法を研究する方法」とまんが・アニメ学
【 お問合せ 】
社会の芸術フォーラム事務局 society.art.forum@gmail.com