レクチャー #2「公共性」

ハンナ・アーレントの思想研究をなさっている間庭大祐氏(立命館大学)をお迎えし、社会の芸術フォーラム共同代表の北田暁大氏(東京大学)と第一回フォーラム 「公共性(Public Sphere):「社会的なもの」と公共性の微妙な関係」のフォローアップを実施いたします。とりわけ以下のようなことを目的としたいと思います。
1)第一回フォーラムにおいて言及されていたことを参考として「公共性」概念の復習をおこなう、さらに各論者を比較し、概念のズレをマッピングする
2)第一回フォーラムの各登壇者の議論の方向性について再確認する
3)さらにフォーラムの議論の補足を行う
お気軽にご参加ください。

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レクチャー #2「公共性」
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日時:2015年7月23日(木)19:00~21:00
場所:お茶の水女子大学(参加申込をいただいた方にはメールにて詳細をお伝えします)
講師:間庭大祐(立命館大学)、北田暁大(東京大学、社会の芸術フォーラム共同代表)
定員:50人

<参加申込>
https://goo.gl/Q3Ei2s
※申込は前日までにお願いします

間庭大祐|Daisuke Maniwa
1983年生まれ。立命館大学大学院社会学研究科応用社会学専攻博士課程後期課程満期取得退学。研究業績として、「自由の創設と革命的暴力の間:H・アレントのフランス革命論における同情のテロル批判をめぐって」『立命館産業社会論集』(50巻4号、2015年)、「抵抗の政治、政治への抵抗:H・アレントの市民的不服従論における「暗黙の同意」概念をめぐって」『立命館大学人文科学研究所紀要』(105号、2015年)、「公的領域の可謬性と抵抗としての活動:H・アレントにおける「始まり」の恣意性と市民的不服従について」『唯物論研究年誌』(19号、2014年)、「差別の政治化:アレントの全体主義論からヘイトデモを考える」『図書新聞』(3185号、2014年)等。

レクチャー #1 ルーマン『社会の芸術』解読

【 講義の記録 】
http://socio-logic.jp/luhmann_acc/201507_KdG.php

【 主催者から 】
このたび、ルーマン・フォーラム管理人をしていらっしゃる酒井泰斗氏を講師にお迎えし、ルーマン『社会の芸術』を解読する催しを下記の目的・対象向けに開催することになりました。関心をお持ちの方のご参加をお待ちしております。(「社会の芸術フォーラム」事務局 竹田恵子)
(2015.5.29 追記) なお、本講義は「社会の芸術フォーラム」の連携企画となりました。

<目的> 初学者には難解といわれるニクラス・ルーマン「社会の理論」シリーズのなかの『社会の芸術』を取り上げ、社会学専攻か否かを問わず、芸術と社会をめぐる分野に関わる者にも理解できる読解の仕方をご講義いただく。これにより、「社会の芸術フォーラム」における議論や理解の精度を上げることを目的としている。
<対象> 特にソーシャリー・エンゲイジド・アートや、アートプロジェクトの研究、パフォーマンス研究、カルチュラル・スタディーズ、文化政策の分野の研究者、大学院生、実践者、独学者。「社会の芸術フォーラム」参加予定者。

【 講師から 】
『社会の芸術』は「芸術と社会の関係」について記した本ではありません。その点で、ひとが いわゆる「芸術社会学」に期待するものとは異なるかもしれません。そうではなく、この本は、
・芸術(に携わるということ)とは、どのような社会的営みなのか
・現在ではありふれたものとなった それらの営みは、どのような点で(歴史的に、また他のことと比べて)特殊なものなのか
・それらの営みは、どのような仕方で 社会をかたちづくる差し手となっているのか
・芸術という営みとそれが創りだすものが こんなにも多様であることは、いかにして可能となったのか
といった論題を きわめて分かりにくく論じたものです。

この講座では、受講者が社会学(そしてルーマンとその著作群)に関する知識をすでに持っていることを前提せずに、ルーマンのテクスト特有の分かりにくさを多少なりとも軽減する読み方の提示を目標とします。

芸術に携わる多くの皆さんにとって ── 特に、「次にはどんな新しいことをしようか」、「いまある状況はどのように変えるべきだろうか」といったことに関心を持っている方にとって ──、ルーマンが扱っている上記の論題は 強い関心を引くものではないかも知れません。とはいえ、先(未だ現実化していないもの)を見ようとすることだけではなく、その手前あるいは足元にあるもの を省みることにも時間を割く余裕のあるひとにとってなら、ルーマンのテクストに付き合うことには意味があるでしょう。講師としては、読みにくいテクストに付き合いながら・すでに見えているもの を振り返るために多少の手間暇をかけてみようとする方が 関東近隣にも20名くらいは いることを期待しています。そしてまた実際に芸術に携わっている受講者の皆さんの省察から 多くのことを学ぶことができるだろうことにも。(酒井泰斗)

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レクチャー #1-1 ルーマン『社会の芸術』解読
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日時:2015年7月9日(木)19:00~21:00
場所:お茶の水女子大学(詳細は参加者用メーリングリストにてお伝えします)
講師:酒井泰斗(会社員/ルーマン・フォーラム管理人)
定員:50人

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レクチャー #1-2 ルーマン『社会の芸術』解読
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日時:2015年9月29日(火)19:00~21:00
場所:お茶の水女子大学(詳細は参加者用メーリングリストにてお伝えします)
講師:酒井泰斗(会社員/ルーマン・フォーラム管理人)
定員:50人

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レクチャー #1-3 ルーマン『社会の芸術』解読
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日時:2016年2月15日(月)19:00~21:00
場所:お茶の水女子大学(詳細は参加者用メーリングリストにてお伝えします)
講師:酒井泰斗(会社員/ルーマン・フォーラム管理人)
定員:50人

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レクチャー #1-4 ルーマン『社会の芸術』解読
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日時:2016年4月18日(月)19:00~21:00
場所:東京大学 本郷キャンパス(詳細は参加者用メーリングリストにてお伝えします)
講師:酒井泰斗(会社員/ルーマン・フォーラム管理人)
定員:50人

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レクチャー #1-5 ルーマン『社会の芸術』解読
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日時:2016年7月4日(月)19:00~21:00
場所:東京大学 本郷キャンパス(詳細は参加者用メーリングリストにてお伝えします)
講師:酒井泰斗(会社員/ルーマン・フォーラム管理人)
定員:50人

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レクチャー #1-6 ルーマン『社会の芸術』解読
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日時:2016年10月10日(月祝)19:00~21:00
場所:東京大学 本郷キャンパス(詳細は参加者用メーリングリストにてお伝えします)
講師:酒井泰斗(会社員/ルーマン・フォーラム管理人)
定員:50人

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レクチャー #1-7 ルーマン『社会の芸術』解読
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日時:2016年12月1日(木)19:00~21:00
場所:東京大学 本郷キャンパス(詳細は参加者用メーリングリストにてお伝えします)
講師:酒井泰斗(会社員/ルーマン・フォーラム管理人)
定員:50人

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レクチャー #1-8 ルーマン『社会の芸術』解読
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日時:2017年1月19日(木)19:00~21:00
場所:東京大学 本郷キャンパス(詳細は参加者用メーリングリストにてお伝えします)
講師:酒井泰斗(会社員/ルーマン・フォーラム管理人)
定員:50人

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レクチャー #1-9 ルーマン『社会の芸術』解読
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日時:2017年3月9日(木)19:00~21:00
場所:東京大学 本郷キャンパス(詳細は参加者用メーリングリストにてお伝えします)
講師:酒井泰斗(会社員/ルーマン・フォーラム管理人)
定員:50人


<参加申込>
運営は Google Groups で行ないます。参加を希望される方は、下記項目を記し、
件名を「ルーマン『社会の芸術』解読 参加希望」としたメールを luhmann.lec(at)gmail.com までお送りください。
※「(at)」を「@」に変更してください
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1. 氏名(漢字+フリガナ)
2. Googleアカウント
3. 所属
4. 自己紹介(研究領域や関心など)
※本講義には非常に様々なバックグラウンドをお持ちの方が参加しています。自己紹介は、そうした中でディスカッションをおこなう際の、最初の一歩となるものです。あなたがディスカッションの相手にどの程度の自己開示を求めるかをよく考えた上で、それに見合う自己紹介を行ってください。
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※Googleアカウント以外の情報はメンバー間で共有されます。


酒井泰斗|Taito Sakai
会社員。ルーマン・フォーラム管理人(http://socio-logic.jp/)。論文・著書として「社会システムの経験的記述とはいかなることか ─ 意味秩序としての相互行為を例に」(『ソシオロゴス』第31号、2007年:小宮友根との共著)、共著『ワードマップ エスノメソドロジー』(新曜社、2007年)、編著『概念分析の社会学』(ナカニシヤ出版、2009年)。

リサーチ05 / 髙橋耕平


髙橋耕平の作品や活動、関心などを伺い、参加者と一緒に話し合います。

髙橋耕平|Kohei Takahashi
1977年京都府生まれ。2002年京都精華大学大学院芸術研究科修了。主な展覧会に「ほんとの うえの ツクリゴト」(旧本多忠次邸, 愛知, 2015)、「still moving」(元崇仁小学校, 京都, 2015)、「史と詩と私と」(京都芸術センター, 京都, 2014)、「HARADA-san」(Gallery PARC, 京都, 2013)など。イベントに「発話する主体と転移をめぐって」(blanClass, 神奈川, 2014)などがある。近年は物事の物質的・精神的継承と記憶・記録の重ね書きをめぐる行為、個人史と歴史の交差、個人と集団の力学に着目した活動を行う。
http://www.takahashi-kohei.jp/

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リサーチ05 / 髙橋耕平
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日時:2015年7月5日(日)14:00〜17:00 ※開場は13:30
場所:お茶の水女子大学 本館第3講義室[地図
定員:30名(予約制) 参加費:無料

<予約方法>
以下のフォームからお願いします。
https://goo.gl/MiMfTy

リサーチ05 / 髙橋耕平


髙橋耕平の作品や活動、関心などを伺い、参加者と一緒に話し合います。

髙橋耕平|Kohei Takahashi
1977年京都府生まれ。2002年京都精華大学大学院芸術研究科修了。主な展覧会に「ほんとの うえの ツクリゴト」(旧本多忠次邸, 愛知, 2015)、「still moving」(元崇仁小学校, 京都, 2015)、「史と詩と私と」(京都芸術センター, 京都, 2014)、「HARADA-san」(Gallery PARC, 京都, 2013)など。イベントに「発話する主体と転移をめぐって」(blanClass, 神奈川, 2014)などがある。近年は物事の物質的・精神的継承と記憶・記録の重ね書きをめぐる行為、個人史と歴史の交差、個人と集団の力学に着目した活動を行う。
http://www.takahashi-kohei.jp/

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リサーチ05 / 髙橋耕平
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日時:2015年7月5日(日)14:00〜17:00 ※開場は13:30
場所:お茶の水女子大学 本館第3講義室[地図
定員:30名(予約制) 参加費:無料

<予約方法>
以下のフォームからお願いします。
https://goo.gl/MiMfTy